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No.65 梅雨の合間にしみじみと

淡いグリーンに彩られたシーズンを楽しんだあと、しっとりとした雨に葉が色濃く繁る日々がやってきました。そんな梅雨入り前後、九州と関東で印象深いふたつのコンサートがありました。

5月29日は、福岡アクロスでのリサイタルでした。実は幼い頃、福岡で過ごしたことがあるのです。物心がつく前に東京に戻ってきてしまった私には鮮やかな記憶こそありませんが、今でも懐かしさと愛着を覚える街です。父にとっては志をもって英文学の研究生活を始めた地であり、母にとっては実家のある東京を離れ、頼る人のいない中、必死で幼い私を育てた若い日々の記憶が残った意味深い土地。その福岡で開かれた久しぶりの大きな演奏会だったので、うれしいことに演奏会場にはゆかりの方たちが大勢駆けつけてくださいました。中には韓国からわざわざ聴きに来てくださった方までいらしてびっくりしましたが、船で3時間かからずに来ることができるとお聞きし、アジアに開かれた福岡、という言葉を再確認しました。そしてその翌日、父が教鞭を取っていた大学で開かれた、同窓生の皆さんによる心づくしの昼食会の会場で親しく語らう中、「小さかった由美ちゃんを抱っこしたんですよ!」などとおっしゃる方にも多くお会いし、家族3人で幸せな時を過ごしていたことを思い起こさせられました。

そして6月7日は、千葉駅にほど近い、京葉銀行文化プラザでのコンサートに出演しました。ピアノの榎本潤さんが合唱指導する、合唱団からたち、Ladies-J. Scholarsの皆さんと、バッハの「主の望みの喜び よ」などのバロックから、「涙そうそう」などの現代の名曲を共演させていただきましたが、人の声の持つ魅力を感じながら演奏しました。そしてここでも地元の皆さんの熱意やサポートが息づいていることを感じたのでした。

人生も長くなってくると色々な形での人との出会いを経験しますが
「人と知り合うこと、再会すること、語らうこと、一緒に音楽するって、素晴らしいことだな!」としみじみ感じた、ふたつのコンサートのお話でした。
2008年6月9日
山形由美
 
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